御朱印集めがブームの今、
これから御朱印を集めようと思っている方や、
集めてみたいけどいろいろ難しそう・・・
と、思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、御朱印の頂き方や、最低限守る必要のあるマナーについてまとめてみました。
これから集めようと思っている方はもちろん、
集め始めてみたけど改めてマナーについて知りたい!という方の
参考になればと思います!
御朱印の頂き方は?
まずは、御朱印の頂き方について紹介していきます!
まずは御朱印帳を準備しましょう!
御朱印帳は、御朱印を集めるための専用の台紙のようなものです。
御朱印は、記念スタンプではないので
ノートやパンフレットの白紙部分など
御朱印帳以外のものにいただくことはできません。
ちなみに御朱印帳は御朱印を頂くものなので、
御朱印と一緒に
近くの観光スポットの観光スタンプなどを
押したりするのはやめましょう。
失礼にあたります!
御朱印は、御朱印帳にしか頂けません。必ず御朱印帳を準備しましょう!
※御朱印帳には、観光スポットにあるスタンプなどは一緒に押さないでください。
失礼に当たります。
御朱印帳を準備したら、神社やお寺を参拝!
御朱印帳を準備したら、
さっそく行く神社やお寺を決めて参拝に出かけましょう!
参拝の手順(一例)
① 神社では鳥居で一礼、お寺では山門で合掌します(帽子は脱いでください)
② 神社は鳥居、お寺は山門をくぐります。
③ 真ん中を歩かないようにして参道を進みます。
④ 手水舎(ちょうずや/てみずや)で身を清めましょう。
まずは右手で柄杓(ひしゃく)を持ちます。
水を汲み、左手にかけて洗います。
次に柄杓を左手に持ちかえ、同じように右手も洗います。
再度右手に柄杓を持ち替えたら、左手を水受けにし、口をすすぎます。
※柄杓は直接口につけないでください。
最後に左手を洗い、残りの水で柄杓を立てるようにして自分が持っていた柄の部分に水をかけて清め、柄杓をもとの位置へ戻しましょう。
⑤ 拝殿の前で賽銭を入れ、二礼二拍手一礼でお参りします。
鈴がある場合は賽銭を入れた後にならします。
※参拝方法は、二礼二拍手一礼が一般的でよく見られますが、
異なる参拝方法の場所もあります。
その際は案内に従い、参拝しましょう。
※また、神社には境内に別の神様をお祀りしていることもあり、
これを境内社と言います。
ぜひ一緒に参拝して神社巡りを楽しみましょう!
参拝後に授与所(社務所)、寺務所(納経所)へ行きましょう!
御朱印がいただける場所は?
御朱印を頂ける場所は、
神社の場合は「授与所」「社務所」
お寺の場合は「納経所」「寺務所」
になります。
多くの場合は、「御朱印はこちら」「納経所」などの案内があるので、
そこへ向かいましょう。
絵馬やお守りなどの授与品を販売している場所や、
その近くにあるのが一般的です。
御朱印を頂ける場所に着いたら、御朱印をお願いしますと伝えましょう!
御朱印を頂ける場所に着いたら、
「御朱印をお願いします」と声をかけましょう。
御朱印帳をお渡しする際は、御朱印帳のカバーを外し、
書いてほしいページを開いて渡します。
御朱印帳には汚れ防止のビニールカバーがついている場合があります。
このカバーの留め具があると書きにくいそうなので、できれば外して渡しましょう。
書いていただいている間は、
心を込めて書いてくださっているので、
話しかけたり、しゃべったりせずに静かに待ちましょう。
御朱印代を払い、お礼を伝えましょう!
御朱印を書いていただいたら、
両手で御朱印帳を受け取り、お礼を伝えます。
そして御朱印の代金である初穂料(はつほりょう)を納めます。
初穂料は、300円または500円が一般的です。
また、御朱印の料金は
授与所などで明示していたり、
教えて下さる場合がほとんどですが、
たまに「金額はお気持ちで(御志納)」という場所もあります。
その際も、300円または500円で大丈夫です。
いりませんと言われるときもあるので、
そのときはお気持ちを賽銭箱に入れておくのが良いでしょう。
・御朱印を頂ける場所は、神社では「授与所」「社務所」、お寺では「納経所」「寺務所」です。
・書いてほしいページを開いてお願いしましょう!
・初穂料は300円または500円が一般的です。
※「お気持ちで(御志納)」と言われた場合も300円または500円でOK!
御朱印を頂く際のマナーは?マナー違反に注意!
次は、御朱印を頂く際のマナーについて紹介します。
そんなに難しいマナーはありません。
これらのマナーを守り、楽しく御朱印集めをしましょう!
お参りをしてから御朱印を頂きましょう
まず参拝するという宗教行為が前提にあり、
参拝の証として頂けるのが御朱印です。
そのため、お参りをせずに御朱印だけ頂くのはマナー違反。
参拝し、御朱印を頂くことで
神様や仏様との御縁が結ばれることに意味があります。
しかし残念なことに、
「御朱印を集めること」が目的になってしまう方もいるそうです。
そうなってしまうと、神様や仏様とのご縁も生まれず、
お寺や神社の方も良い気持ちはしません。
過去にそれが理由で御朱印をやめてしまった寺社もあるのだとか。
参拝して神様や仏様に感謝し、
その結果として御朱印もいただけるということを
忘れずに御朱印集めを楽しみましょう。
ただし、参拝者が多い大きな神社やお寺、
初詣時期や紅葉シーズンなどの混雑時、
御朱印を書くのに時間がかかる場合などの理由で
先に御朱印帳を預ける場合があります。
その際はその指示に従い、御朱印を頂きます。
御朱印の転売や参拝せずに購入するのはNG
御朱印ブームが広まるとともに、
素敵な御朱印を頂けるようになりました。
しかし残念なことに、御朱印をスタンプラリーと同じようにとらえ、
参拝せずに御朱印をネットオークションなどで購入したり、
転売されるケースが問題となっています。
御朱印は神社、お寺に参拝した証なので、
参拝せずにネットオークションなどから御朱印を手に入れたところで、
神様や仏様とのご縁は生まれません。
御朱印さえ手に入ればそれでよいという方もいるかもしれませんが、
このような転売を理由に
御朱印の授与をやめてしまった神社仏閣があったり、
制限を設けている神社やお寺もあります。
御朱印を頂く際は、必ず参拝するのが最低限のマナーとなります。
神様や仏様、神社やお寺にはもちろん、
ルールを守って御朱印集めを楽しんでいる方にも
迷惑をかけないようにしたいですね。
おつりが出ないよう、小銭を用意して!
御朱印を頂くときは、
おつりが出ないようにするのがマナーです。
特に、5000円札や1万円札などの大きなお金で支払うのは控えましょう。
御朱印を頂ける時間を確認して向かいましょう
社務所や寺務所が空いている時間は、
9:00、10:00~16:00、17:00の時間帯が比較的多めです。
しかし、場所によって時間は異なりますので、
参拝前に神社やお寺などの公式サイトで確認するのがおすすめです。
ただし、公式サイトがない場合や、
公式サイトがあっても授与所の時間を明記していない場合もあります。
また、日によって時間が異なる場合などもあります。
なので、確実に知りたければ
電話やメールなどで確認するのがおすすめです。
受付時間外にお願いすることは控えましょう。
御朱印を頂けない場合があることを念頭に置いて御朱印集めをしましょう!
小さなお寺や神社などでは、
御朱印の書き手さんがいないなどの理由で御朱印を頂けない場合があります。
お寺の宗派の方針によっても御朱印を頂けない場合があります。
また、通常は御朱印を授与しているお寺・神社でも、
多忙な時間帯や
法要・祈祷などの行事がある場合は
頂けないこともあります。
上記の場合、無理にお願いするのはやめましょう。
頂けなかったらそれもまたご縁。
また別の機会に訪れましょう!
こんな風に書いてなどと要求はしないでください
御朱印は、書く人によって印象がかなり変わります。
なので、ネットなどで調べてみた御朱印と
全く同じ御朱印を頂けるとは限りません。
しかし、こんな風に書いてほしいと要求したり、
書き手さんを指名するようなことはできないので気を付けましょう。
同じような御朱印を頂けるのが当たり前だと思うのではなく、
御朱印を頂けただけでもありがたいという精神で、
どんな御朱印を頂けるかを楽しみに、御朱印集めを楽しみましょう。
参拝前に神社仏閣の御由緒や神様仏様を知るとより楽しめます!
こちらは絶対にしなければいけないマナーではありませんが、
参拝前に前もってその神社・お寺の由緒を知り、
お祀りされている神様や仏様を知っておくと、
より御朱印集めが楽しくなります。
今はネットで調べればすぐにわかることも多いですし、
調べてから行くことによって神様や仏様ともよりお近づきになり、
良いご縁が生まれるのではないでしょうか?
まとめ
御朱印のいただき方と、
御朱印集めのマナーについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
御朱印は、神社やお寺に参拝した証ということを理解すれば、
そんなに難しいマナーはないと思います!
ぜひ、マナーを守り、楽しく御朱印集めをしてみて下さいね!
したっけ♪