朝はきれいにセットしたのに、午後になると前髪がペタッと重たくなってしまう…。そんな前髪のベタつき問題に悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
前髪は顔に近い部分にあるため、皮脂・汗・化粧品の油分などの影響を受けやすく、気づいたら髪が束になっていたり、ボリュームがなくなっていたりします。特に夏場や湿度が高い日、外出時間が長い日などは、髪がベタベタしやすく、見た目の印象にも影響するため気になりますよね。
この記事では、そんな前髪のベタつきの原因と、誰でも自宅でできる簡単なケア方法・予防策・応急処置などを詳しく解説します。日々の生活に少し工夫を取り入れるだけで、サラサラで軽やかな前髪をキープすることができますよ。
前髪がベタつく主な原因とは?
まずは、なぜ前髪がベタついてしまうのか、その主な原因を確認しましょう。
1. 額(おでこ)の皮脂分泌
顔の中でも特に皮脂腺が多いおでこは、汗や皮脂の分泌が活発です。分泌された皮脂が前髪に付着すると、髪の毛同士がくっついて束になり、ベタついたような見た目になります。
特に皮脂の分泌が多い10〜20代の方や、脂性肌の方は前髪のベタつきが起こりやすい傾向があります。
2. 化粧品やスキンケアアイテムの油分
化粧水・乳液・クリーム・日焼け止め・ファンデーションなど、顔に使う化粧品には多くの油分が含まれています。これらが肌表面に残ったままの状態で前髪が触れると、髪に油分が移り、ベタつきやすくなってしまいます。
また、メイク直しの際に前髪をよけずに作業すると、手やパフについた油分が前髪に付着することもあります。
3. スタイリング剤の付けすぎ
ヘアオイルやワックスなどのスタイリング剤をつけすぎてしまうと、前髪が重たくなり、べたっとした仕上がりになります。特に髪が細い人ほど、少量でも重たく見えがちなので注意が必要です。
前髪には基本的にスタイリング剤をつけすぎないことが鉄則です。
4. 汗や湿気による水分
梅雨の時期や夏の暑い日は、どうしても汗をかきやすく、髪が湿ってしまいます。汗と皮脂が混ざった水分が前髪を濡らすと、乾くまでに時間がかかり、その間に髪が束になってベタついた状態になりやすいです。
また、帽子やマスクをしていると蒸れやすくなり、さらに汗をかきやすくなるため、ベタつきの原因が増してしまいます。
今日からできる!前髪のベタつき対策と予防法
では、どうすれば前髪のベタつきを予防できるのでしょうか?以下に日常で実践しやすい方法をご紹介します。
1. スキンケア後すぐに前髪をおろさない
スキンケア後にすぐ前髪をおろすと、まだ肌になじんでいない油分が髪についてしまいます。
スキンケア後は数分置くか、冷風ドライヤーで乾かしてから前髪をセットしましょう。
2. 前髪とおでこをなるべく接触させない
前髪が肌に長時間触れていると、皮脂が髪に移ってベタつきやすくなります。
前髪をふんわり浮かせるようなセットや、内巻きカールで肌に触れにくくするなどの工夫が有効です。
3. スタイリング剤はごく少量にとどめる
スタイリング剤は毛先中心に少量ずつ使用するのが基本。前髪にはつけないか、スプレーを軽くかける程度にしましょう。
4. 外出先ではあぶらとり紙+ドライシャンプーで応急ケア
午後になると前髪がペタッとしやすい…そんなときは、あぶらとり紙やティッシュで皮脂をオフしましょう。
さらに、スプレータイプのドライシャンプーやベビーパウダーを使えば、ベタついた髪をふんわりリセットできます。
ベタついた前髪を簡単にリセットする方法
◎ 応急処置の裏ワザ:ティッシュ&フェイスパウダー
- ティッシュまたはあぶらとり紙で髪とおでこの油分をオフ
- フェイスパウダーやベビーパウダーを前髪の根元にトントン
- 指でなじませて、コームで整える
※ラメなし・無色タイプのパウダーが自然でおすすめです。
習慣を見直して、ベタつきにくい髪環境をつくる
日常生活の中にも、前髪のベタつきを防ぐヒントがたくさんあります。
- 枕カバーをこまめに洗濯して清潔に保つ
- 帽子やキャップは通気性のよい素材や洗えるものを選ぶ
- 洗髪時に地肌をしっかり洗うことで皮脂残りを防ぐ
- 暑い日は前髪をピンで留めたりアップスタイルにするのも◎
こうした小さな心がけを積み重ねることで、前髪の悩みは大きく改善できます。
まとめ|前髪ベタつき対策で、毎日をもっと快適に!
前髪のベタつきは、皮脂や汗、スタイリング剤、化粧品などさまざまな原因が関係しています。しかし、毎日のスキンケアやスタイリングのちょっとした工夫で予防できるものでもあります。
大切なのは、「皮脂や油分をできるだけ髪に触れさせない環境を整える」こと。さらに、外出先でも使える応急処置アイテム(あぶらとり紙・ドライシャンプー・パウダー)をバッグに入れておけば安心です。
毎日を快適に、そして自分らしく過ごすためにも、サラサラ前髪の習慣を今日から取り入れてみませんか?