日中は暑くなってきたけれど、夜はまだ肌寒い……そんな季節の変わり目、「半袖のパジャマって、いつから着せるべき？」と悩む方も多いのではないでしょうか。特に子どもや高齢者は体温調整が難しく、睡眠中の服装選びは体調管理にも直結します。

この記事では、半袖パジャマに切り替える時期の目安となる気温、パジャマ選びのポイント、そして快適に眠るための工夫を詳しく解説します。春から夏への移行期を快適に乗り切るために、ぜひ参考にしてください。

半袖のパジャマはいつから着るのがいい？【気温が目安】

◎目安は「最低気温が20℃前後」

半袖のパジャマに切り替えるタイミングの目安は、最低気温が20℃を超える頃です。日中の気温だけでなく、寝ている間の気温が重要。夜間は体温が下がるため、最低気温がまだ15〜18℃のうちは長袖や薄手の羽織りが必要です。

◎時期でいうと「5月中旬〜6月初旬」が切り替えの目安

多くの地域では、5月中旬から6月初旬にかけて最低気温が20℃を超える日が増えてきます。特に梅雨入り前は湿度が高くなり始め、肌にまとわりつくような暑さを感じるため、半袖パジャマが快適に感じられるようになります。

【気温別】パジャマの袖丈と素材のおすすめ早見表

気温に合わせたパジャマの選び方を一覧でご紹介します。

夜間のエアコン使用有無や、個人の体感によっても最適なパジャマは変わります。迷ったら「半袖＋長ズボン」の組み合わせが調節しやすくおすすめです。

快適に眠るためのパジャマ選び3つのポイント

1. 吸湿性・通気性の良い素材を選ぶ

寝汗をかきやすい夏の夜には、綿100％やガーゼ素材、リネンなど、吸湿性と通気性に優れた素材がおすすめです。ポリエステル混合のものは乾きやすい反面、熱がこもることがあるため注意が必要です。

2. 締め付け感のないゆったりしたサイズ

寝返りを妨げず、肌との摩擦が少ないパジャマは快眠に繋がります。とくに子どもは成長途中で敏感な肌を持っていることも多いため、ぴったりサイズよりワンサイズ上を選ぶのが無難です。

3. 肌に優しい加工や縫製もチェック

敏感肌の方やアトピー体質のお子さんには、タグや縫い目が外側にある設計や、無添加・無染色のパジャマがおすすめです。直接肌に触れるものだからこそ、細部にも気を配りましょう。

子どもに半袖パジャマを着せるときの注意点

子どもは大人よりも体温が高めですが、体温調節が未熟なため、寝冷えや汗冷えには注意が必要です。

◎寝冷え対策を忘れずに

• タオルケットやブランケットを用意する
• 腹巻き付きパジャマでお腹を冷やさない
• レッグウォーマーなどで足元を調整する

とくに寝相が悪いお子さんには、上記の工夫が有効です。

◎焦らず徐々に切り替えを

気温が上がってきても、急に半袖に切り替えるのではなく、まずは長袖から7分袖、そして半袖へと段階的に移行するのがベストです。子どもの様子を見ながら、快適に過ごせるよう調整してあげましょう。

季節の変わり目は体調管理が大切

春から夏にかけての季節の変わり目は、昼と夜の寒暖差が大きく、知らず知らずのうちに身体に負担がかかりやすい時期です。

• 体調を崩しやすいお子さん
• 冷え性の方
• 高齢者や病後の方

このような方々は、日中が暑くても夜はまだしっかり対策が必要です。半袖パジャマにする場合でも、必要に応じて羽織物や冷感寝具、エアコン設定温度などと組み合わせて調整しましょう。

まとめ｜気温と体調に合わせて、半袖パジャマに切り替えよう

• 半袖パジャマは最低気温が20℃を超える頃が切り替えの目安
• 5月中旬〜6月初旬が一般的なタイミング
• 素材は綿・ガーゼ・リネンなど通気性のよいものを
• 子どもや高齢者は、寝冷え対策・肌への配慮が必要
• 無理に早く半袖にせず、徐々に移行して体調優先で

季節の変化に応じてパジャマを選べば、睡眠の質が上がり、日中の体調や集中力にも良い影響が期待できます。ぜひ、ご家庭の環境や体調に合わせて、最適なタイミングでの衣替えを進めてくださいね。