登別カルルス温泉は、自然に囲まれたとても静かな所です。
お土産屋やコンビニ等はありませんが、その静かな雰囲気の中で入る温泉に癒されます!
また、カルルス温泉のすごいところは、宿のほとんどが源泉かけ流し100%のお湯というところです。
この記事では、
・カルルス温泉の歴史とアクセス情報
・日帰り入浴可能な宿について
・周辺の観光情報
についてまとめています!
大規模な宿が立ち並び賑わう登別温泉とはまた別の
静かな雰囲気を味わいながら、
登別観光を楽しんでみるのがおすすめです!
登別カルルス温泉とは
登別カルルス温泉は、北海道登別市にある温泉で、
その薬効の素晴らしさと、周辺の自然環境などから
北海道で最初に国民保養温泉地に指定された日本屈指の名湯です!
登別温泉の北西約8㎞に位置し、登別川沿いに数軒の旅館があります。
源泉の色は、無色透明です。
泉質は単純温泉で、源泉温度48~68度、芒硝の含有量が多くなっています。
神経痛、関節リウマチ、胃腸病などさまざまな効能があるとされています。
カルルス温泉の歴史
1886年(明治19年)、室蘭郡役所書記を努めていた
日野愛憲(ひのあいき)さんによって発見されました。
しかし、彼は開拓に全力を注いでおり、
温泉開発にはいたらなかったそうです。
3年後の1889年(明治22年)に
彼の養子であった日野久橘(ひのきゅうきつ)さんが再び温泉を発見します。
お父さんから温泉の話を聞いていたのでしょうか?
温泉の湯を試飲すると、
持病の慢性胃カタルが治った事から、
温泉の開発を進めたそうです。
そして1899年(明治32年)、
幌別からカルルス温泉までの道路を作り、開湯しました。
それまでアイヌ語で「ペンケユ」と呼ばれていたこの地を、
カルルスと名付けます。
カルルスの由来は、当時世界的に有名だった
チェコ・カルルスバードの温泉と似た泉質であったことからなのだそうです。
日露戦争の後期に、旭川陸軍及び病院の指定する療養地が置かれ、
その効用が発揮されると知名度も高まり、
温泉地として整備されていきました。
しかし、再び戦争に突入し、客数が減少に転じてしまいます。
1957年(昭和32年)、北海道で第1号、
全国でも12番目となる「国民保養温泉地」に指定されました。
1961年(昭和36年)には、水害によって不通となっていたオロフレ道路が復旧し、
それに伴いスキー場(現・カルルス温泉サンライバスキー場)が開設されます。
その後、新たな源泉掘削の成功により湯量が増大し、
各旅館に内湯を備える事が可能になりました。
カルルス温泉のアクセス
所在地:〒059-0553 登別市カルルス町
登別東ICを降りた後、
登別温泉方面(道道2号線)へ行くと、
「カルルス温泉」の看板が出てくるので、
看板の通り左折します。
曲がるところは、看板が結構わかりやすいので
見逃さないと思います!
ちなみに左折せずにまっすぐ行くと道道350号線になり、
登別温泉方面へ行く道です。
道道2号線は看板の通り左に折れ、
カルルス温泉方面へ行くことができます。
周辺の主要な場所からの所要時間
登別駅より車で20分
新千歳空港より車で1時間(道央道利用、登別東ICにて下車)
登別温泉~カルルス温泉 車で10分
日帰り入浴も可能なおすすめ宿
鈴木旅館
この宿は、カルルス温泉で一番歴史のある宿です。
歴史のところで書いた、最初の宿が鈴木旅館の前身なのだとか。
内湯が3つ、3種類の温度の浴槽があります。
鈴木旅館
日帰り入浴 13:00~20:00
料金:大人500円・小人250円(3歳~12歳まで)
アメニティ:シャンプー・リンス・ボディーソープあり
ハンドタオル250円(販売)、バスタオル159円(レンタル)
深山の庵 いわい
2018年9月にリニューアルオープン!
全浴槽かけ流しのお風呂が楽しめます。
内湯が2つ、露天風呂が1つあります。
深山の庵 いわい
日帰り入浴 11:30~18:00
料金:大人500円 こども300円
アメニティ:シャンプー・トリートメント・ボディーソープ、洗顔フォームあり
湯元オロフレ荘
カルルス温泉の総湯元!
カルルス温泉の中で一番広い浴場があります。
この宿ではなんとシャワーから出るお湯も源泉100%!
内湯が男性5つ、女性4つ、露天風呂は各1つずつあります。
湯元オロフレ荘
日帰り温泉 12:00~20:00
料金 大人500円 小人200円(小学生)幼児 無料
アメニティ リンスインシャンプー・ボディソープあり
タオル持参(有料タオルあり)
森の湯山静館
カルルス温泉で唯一の飲泉所があります。
屋根のない露天風呂がこだわりの宿です!
内湯2つ、露天風呂は1つあります。
アメニティが充実しているお風呂です!
ちなみに私はこの宿に宿泊しましたが、
お風呂が良かったのはもちろん、
食事もとてもおいしく大満足でした♪
森の湯山静館
日帰り入浴13:00~20:00(19:30頃最終受付)
料金 大人(中学生以上)600円 子供(3歳~小学生)300円 幼児(3歳未満)無料
アメニティ シャンプー・トリートメント・ボディソープあり
公式HP:http://karurusu.com/
登別カルルス温泉周辺の観光情報
カルルス温泉からは、登別温泉も登別駅周辺へも
車で15分~20分程度でいけます!
中でも個人的におすすめな場所を紹介します。
登別地獄谷と一緒に、大湯沼・奥の湯にもぜひ訪れて
地獄谷に行ったことがある方は多いと思いますが、
そのさらに奥にある大湯沼・奥の湯にもぜひ訪れてみてください。
実は私も地獄谷までは何度も行っていましたが、
この大湯沼と奥の湯へは最近まで訪れたことがありませんでした。
観光案内の看板などで名前は見ていましたが、
なかなか奥のほうまで行く機会がなく。
というか、地獄谷だけでもかなり見ごたえがあるので、
それで満足してしまっていました。
でも実際に大湯沼・奥の湯まで行ってみたら
地獄谷とはまた全然違った景色が広がっていて、
もっと早く来てみたらよかった!
と思いました。
大湯沼は、日和山が噴火したときの爆裂火口跡です。
周囲約1kmもある沼で、ひょうたん型をしているそうです。
実際に行くとひょうたん型なのかはよくわかりませんが、
とにかくその大きさに驚きます!
沼底では、約130℃の硫黄泉が激しく噴出しています。
表面の温度は約40℃~50℃で灰黒色をしています。
昔は底に堆積する「硫黄」を採取していたそうです。
奥の湯も、日和山の爆裂火口跡の一部です。
「ふき」という円錐形の沼底から、
灰黒色の硫黄泉が激しく噴出しています。
沼の表面温度は約75℃~85℃ととても高温!
特に沼の手前と中央付近の噴出が激しく、
煮えたぎる湯釜のようにみえますよ!
この2か所はほぼ同じ場所にあるので、一緒に行ってみて下さい!
自然の力強さを感じるおすすめスポットです!
大湯沼・奥の湯
所在地:登別市登別温泉町無番地
料金:無料
駐車場:大湯沼駐車場(冬季閉鎖)
紅葉の時期には絶対おすすめ!な新登別大橋
紅葉の時期に登別に行ったら、
この新登別大橋にもぜひ立ち寄ってみてほしいです!
ちなみにこちらはカルルス温泉方面に
曲がってからあるので、
紅葉の時期にカルルス温泉にいくなら
通り道になります。
新登別大橋は、全長240mもある長い橋です。
朱色がとてもきれいな橋で、
登別の渓谷にかかっていて、
紅葉の時期はとくにきれいです!
橋のすぐ近くに広めの駐車場があり、
そこに車をとめて橋を歩いてみると
とても気持ちよく、
また素敵な写真も撮れますよ!
私はカルルス温泉に宿泊して、
次の日の午前中に新登別大橋に紅葉を見に行きましたが、
まだそんなに人も多くなく、見やすかったです!
とても天気も良い日だったので、
さわやかな日差しの中
素敵な紅葉と橋を見ることができましたよ♪
紅葉の時期に登別へ行くならぜひ立ち寄ってみてほしい場所です。
新登別大橋
所在地:北海道登別市上登別町
(地図アプリで「新登別大橋」と入れるとでてきます)
料金:無料
駐車場:登別渓谷駐車公園(駐車料無料)
わかさいもの揚げたていもてんは要チェック!
わかさいもは北海道で有名なお菓子の一つですが、
わかさいものお店には、わかさいもをてんぷらにしてあげた、
揚げたていもてんが売っています!
オンラインショップなどでもいもてんは売っていますが、
お店に行くと揚げたてのいもてんが売っているんです。
揚げたてのいもてんはとてもおいしいので、
ぜひ一度食べてみてほしいです!
わかさいも×油、とまらなくなりますよ♪
私が行ったら必ず買うものの一つです!
また、ケーキや洋菓子、和菓子や地ビールなどお土産の種類も豊富なので、
お土産選びもはかどりますよ♪
ケーキもボリューミーでおいしいんですよね~!
季節限定のケーキもあったりして、
甘いもの好きはあれもこれも買いたい!という幸せな悩みを抱えること間違いなしです。笑
私は行くとついつい買いすぎてしまいます(^^;)
個人的にはあんぽてともおすすめ!
しっとりとしたあずきあんとさつまいもあんがとてもおいしいです。
甘いものが好きな方は1度食べてみて下さい♪
カルルス温泉から一番近い店舗は、登別東店です。
車で15分のところにあります。
のぼりべつクマ牧場は餌を欲しがるクマがかわいい!
「の・ぼ・り・べ・つ といえば
ク・マ・ぼ・く・じょう!クマ牧場!」
のCMは、北海道に住んでいる方なら
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか!
のぼりべつクマ牧場では、
人が檻に入ったような感覚でエゾヒグマを間近で観察できる
「人のオリ」のスペースがあったり、
えさやりができたりします。
人のオリからみるエゾヒグマは大迫力!
ガラス割っちゃったりしないのかな・・・と不安になるくらい
近くで観察することができます。
そしてえさやりはぜひやってみてほしいです。
餌を欲しがるエゾヒグマがとてもかわいいですよ♪
餌が欲しいアピールの仕方がクマによって全然違います。
顎に手をかけて口を開けてたり、一生懸命手をたたいていたり。
どのクマを狙って餌を上げようか迷ってしまいますよ♪
また、アヒルのレースもあり、
1着を当てるとクマ牧場オリジナルグッズがもらえます。
私は全然当てられませんでしたが(笑)
どのアヒルが勝つか予想してみると楽しいですよ!
のぼりべつクマ牧場
所在地:〒059-0551登別市登別温泉町224番地
TEL: 0143-84-2225
営業時間:9:30~16:30(最終入園15:30)
入園料:大人2650円 小人(4歳~小6まで)1350円 3歳以下無料
マリンパークニクスはとても素敵な水族館!
最後に紹介するのは、
登別を代表する観光地と言っても過言ではないマリンパークニクスです!
敷地内は海外風で、とてもおしゃれ。
季節ごとのイベントも行っています。
ペンギンのパレードが毎日開催されています!
冬じゃなくてもペンギンのパレードをやっているところは珍しいですよね。
とことこ歩いているペンギンがとてもかわいいので必見です!
また、いわしのパフォーマンスや金魚万華鏡もとてもきれいですよ♪
とても見ごたえありの水族館なので、登別に行ったらぜひ訪れてみて下さい!
マリンパークニクス
所在地:〒059-0492 登別市登別東町1丁目22
TEL: 0143-83-3800
営業時間:9:00~17:00
入園料:大人(中学生以上)2500円 こども(4歳~小学生)1300円 3歳以下無料
まとめ
この記事では、
・カルルス温泉の歴史とアクセス情報
・日帰り入浴可能な宿について
・周辺の観光情報
についてまとめてみました!
登別カルルス温泉は、とても静かで素敵な場所です。
登別温泉とは全然違う雰囲気の温泉を楽しめますよ♪
泉質自慢の温泉をぜひ楽しんでみて下さい。
また、登別は観光スポットもたくさんあるので、ぜひ行ってみて下さい!
したっけ♪