私でめきんはかき氷やアイスクリームが大好きなので、
夏はもちろん、冬でもストーブの付いた暖かい部屋でよく食べています。
が、美味しくてついぱくぱくいい勢いで食べてしまい、頭がキーン!と痛くなるのが悩みです。
そこで、かき氷やアイスクリームを食べると頭がキーン!となる理由や、
なってしまったときの対処法、頭がキーン!としない方法はあるのかについて調べてみました。
かき氷を食べると頭がキーン!とする理由は?
このかき氷などの冷たいものを食べると頭がキーンとなる症状には、
実はアイスクリーム頭痛という正式な医学病名が付けられており、
国際頭痛学会では、「寒冷刺激による頭痛」に分類されています。
実はこのアイスクリーム頭痛に関しては、
日本や台湾などかき氷やアイスクリームをよく食べる国でたくさん研究されています。
片頭痛と関連があるという説や、逆に他の偶発頭痛とは関連がないという研究もあるそうです。
このかき氷を食べると頭がキーン!となるアイスクリーム頭痛が起きる理由は、現在2つ考えられています。
頭の血管が拡張することによって起きている?
一つ目は、冷たいものを口の中に入れることによって、
口の中やのどの温度が急激に低下してしまうため、
反射的に口の中やのどの温度をあげるために血流を増やし、
頭の血管も拡張することから頭痛が起きるのではないかと言われています。
三叉神経が冷やされて頭痛が起こる?
二つ目は、冷たいものがのどを通ることにより、
口やのどの刺激を脳に伝える三叉神経が急激に冷やされるから。
三叉神経が急激に冷やされると、
脳に伝わるまでの間に感覚信号の混乱が起きてしまい、
冷たさの信号を頭痛を伝える信号と勘違いして伝えてしまうことによって起きると考えられています。
頭がキーン!となってしまったときの対処法
かき氷を食べていて、頭がキーン!となってしまったときは、
首筋やこめかみ、おでこに冷たいものを当てて冷やすと早く治ります。
というのも、他の場所が刺激されることによって
頭痛の感覚を紛らわすことにより頭痛を和らげるということだそうです。
ちなみにこのアイスクリーム頭痛は、
通常は脳の勘違いによっておこる頭痛なので30秒ほど、長くても数分以内には改善されるものです。
また、頭がキーン!となったまま冷たいものを食べ続けても、体に悪影響はありません。
頭がキーン!とならない方法は?
頭がキーン!とならないために一番大切なのは、
冷たいものをゆっくり食べること。
急激に冷やされることによっておこる頭痛なので、
ゆっくり食べ、温度変化が急激にならないようにすれば、
かき氷を食べてもキーン!となりにくいんです。
また、温かいものや、常温のものと一緒に食べるのも、
急激な温度変化を避けられるため、有効です。
頭がキーン!となりにくい氷とは!?
頭がキーンとなりにくいのは、屋外で自然凍結された天然氷です。
屋外で自然凍結された天然氷は、
専用の池で2週間程度時間をかけゆっくり凍結されるため、
空気が抜けることにより密度が高くなり溶けにくくなります。
天然氷の専門店では、
氷を削る際に0度近くまで氷を温めてから使用するため、
頭がキーン!となるアイスクリーム頭痛が起きにくくなります。
また、0度近くまで温めることにより氷が薄く削れるため、
ふわふわ食感の氷になるんです!
だから天然氷のかき氷屋さんはふわふわでなおかつ頭がキーン!とならないんですね。
まとめ
かき氷やアイスクリームを食べると
頭がキーン!となる理由や、なってしまったときの対処法、
頭がキーン!としない方法はあるのかなどについてまとめてみました。
この暑い季節、ついつい冷たいものをがーっと勢いよく食べたくなってしまいますが、
キーン!とならないためにはゆっくり食べることが一番大切です。
冷たいものはゆっくり味わって、頭痛知らずで夏を過ごしましょう!
したっけ♪