目次
スポンサーリンク
上司や先輩、取引先に何かをお願いするとき、「どう伝えたら失礼にならないか」と悩む方は多いものです。
この記事では、依頼やお願いメールで使える敬語表現と、相手に好印象を与える書き方を解説します。例文も多数紹介しますので、そのまま使える内容です。
依頼メールで失礼にならない3つの基本ポイント
1. 用件の前にクッション言葉を入れる
お願いごとをいきなり伝えると、命令のように感じられることがあります。
「恐れ入りますが」「お手数をおかけしますが」などのクッション言葉を添えることで、やわらかい印象になります。
2. 相手の状況に配慮した表現を使う
「ご多忙のところ恐縮ですが」「お時間のあるときにご確認いただけますと幸いです」など、相手の都合を思いやる言葉が大切です。
忙しい上司や取引先に対しては、特に気遣いを見せましょう。
3. 結論を先に、理由を後に書く
依頼メールでは、まず何をお願いしたいかを明確に伝えます。
「〜の件でご確認をお願いいたします。その理由は〜です。」という順序が、ビジネスでは読みやすく、信頼されやすい構成です。
よく使う依頼表現の言い換え一覧
| NG表現 | 丁寧な言い換え |
|---|---|
| 〜してください | 〜していただけますでしょうか |
| 見てもらえますか? | ご確認いただけますでしょうか |
| お願いします | お願い申し上げます |
| 送ってください | ご送付いただけますと幸いです |
| 教えてください | ご教示いただけますでしょうか |
| 手伝ってもらえますか | ご協力いただけますと幸いです |
「〜してください」は上司や取引先に対しては直接的すぎる印象を与えます。
できるだけ「〜いただけますでしょうか」「〜いただけると幸いです」と言い換えましょう。
依頼メールの例文集
上司への依頼メール
件名:会議資料のご確認をお願いいたします ○○部 ○○様 お疲れさまです。△△部の□□です。 明日の会議で使用する資料を添付いたしました。 お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
取引先への依頼メール
件名:お見積もりのご送付をお願い申し上げます 株式会社○○ ○○様 平素より大変お世話になっております。□□株式会社の△△です。 恐れ入りますが、〇〇案件のお見積もりを〇月〇日までにご送付いただけますでしょうか。 ご多忙のところ恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
先輩・同僚への依頼メール
件名:会議日程の調整について ○○先輩 お疲れさまです。□□です。 来週予定している打ち合わせについて、日程調整をお願いしたくご連絡いたしました。 お手数ですが、候補日を2〜3ご教示いただけますと助かります。
依頼メールで避けたいNG表現
- 「〜してもらっていいですか?」 → カジュアルすぎる印象
- 「すぐにお願いします」 → 命令口調に聞こえる
- 「〜できませんか?」 → 相手にプレッシャーを与える
ビジネスでは「お願い」よりも「依頼」が基本。
相手の立場を尊重しながら、控えめで誠実な言葉遣いを意識しましょう。
まとめ:思いやりを言葉に込めて伝える
依頼メールでは、相手の負担を減らす配慮が印象を決めます。
ただ丁寧なだけでなく、「お手数をおかけします」「ご多忙のところ恐縮ですが」といった一言で印象が大きく変わります。
誠実な敬語を使いこなして、信頼されるビジネスメールを送りましょう。